町を捨てよゲームをしよう

ADV好きのゆみぞうによる独断と偏見のゲームレビュー。

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2005.01.05 Wednesday : - : - : -

【PS】クーロンズゲート

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■おススメ度 ★★★★★ (・e・)プラチナ殿堂認定☆
■プレイ評価額 5000〜7500円
■プレイ日数 1ヶ月
※あくまでもゆみぞう個人のプレイ日数や評価です。


移動画面は3D酔いするし、謎解きの難易度はめちゃめちゃ高く、万人受けするゲームではないが、ハマったら最後の超カルトゲーム。
発売から7年経った今も、忘れることができない衝撃の“サイバーパンクアドベンチャー”!「サイレントヒル(1,2)」「MYST」「アローン・イン・ザ・ダーク」「街」に並ぶ、ゆみぞうが衝撃を受けた超オススメゲームです。


【↑GOOD POINT↑】
沈鬱な空気漂うパラレルワールド“九龍城”。こんな
カオスでサイバーでパラノイアなゲームは初めて!

じめじめしたカオスな怪しい感じ。陰陽道とサイバーパンクが混ざった異様な世界“九龍”、フリークスを思わせる異端のキャラクター。もうファーストインプレッションで落ちましたね(笑)。言葉で説明するより見た方が早い、ということで画像の一部をご紹介。もうこれだけでハマる人にはハマるかと。


 ■クーロンズゲートを彩る異端のキャラクターたち
 
 KOWLOON'S GATE (C)1997 Sony Music Entertainment(Japan)Inc.


さて、ここから文体を改め本題のゲームレビューへ。単なるビジュアル的な見かけ倒しのストーリーであれば、容赦なく「花と太陽と雨と」同様に厳しい評価をしただろう。結果としてこうして大絶賛しているわけだが、それは細部までしっかり創り込まれた世界観と独自の発想によるところが非常に大きい。


その代表ともいえるのが、“妄人(ワンニン)”の存在だ。モノに固執するあまり、自分自身が妄想・固執の対象そのものになってしまった人間。 そう「鍵穴を覗くことに執着するあまり、自分が鍵穴になってしまった男」のように。モノでもなく人でもない。そこにあるのは悲しいまでの“執着心”。いうなれば妄人は、フェティシズムの権化であり、九龍の世界は私たち自身の心のカオスワールドなのだ。


妄想を止めればただのモノになってしまう妄人。自分自身を妄人にした“妄想”を永遠に続ける妄人。彼らに課せられた永遠の妄想は、苦痛であると同時にこの上ない悦びなのかもしれない。


このようにクローロンズゲートは、一見ビジュアリックでありながら、実は非常に哲学的で文学的な奥深い世界が展開されている。後でわかったことだが、実はこのゲームを作ったクリエイターの木村央志氏はコピーライター出身。どうりでパッケージやら何やら細かい部分にこだわっているわけである。


【↑GOOD POINT↑】
アジアンサイバーパンク感あふれる音楽と
仮想通信クーロネットが歪んだ世界をリアルに演出。

この独特なストーリーと世界観を演出する音楽もまた素晴らしい。中国の民族楽器“胡弓”の使い方が実に秀逸。哀愁を帯びた独特な胡弓の音色は、美しく妖しい異世界“九龍”を見事なまでに浮かび上がらせる。


■クーロンズゲートサウンドトラック
 プレステ版ゲームのサウンド集。作曲者はテレビの
 「NIGHTHEAD」あたりを手がけた最近の注目株。
 香港の裏通り的な猥雑さを,テクノ的音源で見事に
 表現しており、 ゲーム音楽としてはかなりの高水準。
 ヒーリング感覚のBGMとしても楽しめる秀盤。
 (「CDジャーナル」データベースより)



そしてもうひとつ特筆すべきは、クーロン界にのみ存在するネットワーク通信“クーロネット”だ。中盤あたりから登場する端末を使い、チャットやメールを受け取るのだが、画面焼けしたディスプレイ、怪しく如何わしい広告など、細部に至るまで徹底的にこだわり、アドベンチャーゲームの小道具的存在とは思えない妙なリアリティを感じさせ、プレイヤーをぐいぐい九龍の世界へとのめりこませていく。


【↓BAD POINT↓】
浮遊感を感じさせるカメラワーク。陰界の歪みを表現
する小刻みな画面の揺れ。確実に3D酔いします。

ここまで読んで「よし!プレイするぞ!」と思った方に忠告しておきたいのが、“3D酔い”だ。3D酔いするゲームの上位にまず間違いなくランキングするのがこのゲーム。「クーロンズゲート 酔」で検索すると、一目瞭然。


3D酔いでこのゲームを投げてしまった人も多いと聞く。一方、3D酔いでヘロヘロになりながらもストーリーの面白さにクリアした人も多いのも事実。この世界観が相当自分に合っているという自信がない方には、おすすめできないのが正直なところ。ちなみに、三半規管が極めて弱いはずのゆみぞうは、どういうわけか酔わずにクリア。相当この世界にのめりこんでいたためであると思われる。


ゲームの詳細についてほとんど述べていないので、その辺りについて知りたい方は公式サイトへ。根強いファンが多いせいか、7年経った今もちゃんとアクセスできるのも凄いけど(笑)


最後にもうひとつ。このゲームの制作チーム「是空」が制作した次のゲーム「プラネットライカ」ももちろんプレイしましたが、「クーロンズゲート」での期待が大きすぎたせいか、個人的には全く面白く感じませんでした。


SME「クーロンズ・ゲート」公式サイト

author : ゆみぞう&みず隊員

2004.03.23 Tuesday 23:47 : 評価 ★★★★★ : comments(2) : trackbacks(0)

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2005.01.05 Wednesday 23:47 : - : - : -

comment

レフ - 2004/04/08 11:57 AM

アニメ映画の「イノセンス」を観たのですが、このゲームを思い出す映像でした。

ゆみぞう - 2004/04/08 7:35 PM

コメントありがとうございます。まさにそれ感じました。(本サイトの方にイノセンスについて書いてあります。よかったらどうぞ)
イノセンスの世界があまりにツボだったので「攻殻機動隊」も見たのですが、どうもピンとこなかったのはそのせいかもしれないですね。あの怪しくうらびれた感じはたまらなくツボです!ネットゲームでクーロンズゲートがあったら間違いなくハマると思います。「たのみcom」にも要望出ているみたいですが、実現したらハマそうで怖い・・・。
また気がむいたらコメントしてくださいね。書き込みありがとうございました。









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